モンド・あほう ~Monde AFO~

どうにもこうにも、インドを旅する。【 7・終 】

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翌日の午後、ダージリンからニュージャルパイグリへと戻る。悪路4時間、車が途中で故障したりして。



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夜行列車でベンガル湾に面したカルカッタの街にたどり着く。郷愁を誘う駅の雰囲気。人いきれ。

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駅を降りて、ああ、と感嘆する。インド国産のアンバサダーのタクシーの群れ。これは乗りたくなる。だから、乗る。

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名物の人力車。安く乗ろうとして何人かに値踏みをして、揉める。
仲裁をしてくれた彼は私の父親よりも歳上だろう。なんだか複雑な気持ちだ。

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少し疲れたので、500万都市の中心部に座って、街を眺める。水草の生えた池で、水浴びをしている。頭も洗っている。

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私の腰掛けたすぐ脇、池のほとりには路上生活の大家族がいた。地べたに座り、その傍らには鍋釜が置かれている。
小さい女の子が池へと駆けてゆき、池の水で洗濯をする。彼女の弟がおもらしをして、そのズボンを洗っているのだ。
ひっきりなしに車が走っている都市のど真ん中。ニワトリが放し飼いにされ、周りには人の汚物が散らばったままである。
その池の畔には、カルカッタ市民が腰をかけて、新聞を読んだり、昼飯を食べたりしている。
 なんと言おうか・・・ 端的に表現するならば、とてつもなく、力強い。

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もはや私は、とうに学生ではない。このインド旅の話しの【 1 】でも書いたとおりだが、
おそらく、インドの旅の真髄を楽しむには人生におけるタイミングが良くないのだ。大仰な表現だけれど、時間に追われているのは事実だ。
だから、夜行列車で距離を稼ぎ、カルカッタから首都のデリーまでは飛行機を使う。

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夕刻に着いたデリーでは、夜のニューデリーの裏路地を探検する。

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ニューデリー駅周辺の飲食街。どうにも、北インドはこんな風に汚らしい。それが良さだと感じるが、人其々好き好きあるだろう。

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とりあえずはタージ・マハルを見ておいたほうが良いだろうと、日本への帰路に車をチャーターして寄り道する。

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ニューデリーから車で3、4時間ほど。タージ・マハルで、若い白人の女の子がチャレンジングな格好をしている。

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タージ・マハルから夕刻のJALに間に合わせるために、岐路を急ぐ。
田舎道をかっ飛ばしてもらいながら、車窓からインド人の陽気さにふれる。追いかけてくるバイク、手を降るインドの人。

これまでに書いてきたとおりではあるのだが、
インドは、バラナシでもカルカッタでも、ヒンズー教の教えなのか、インド人の気質なのか、
一般的には貧しくとも、ありのままの生がもろに剥きだしで、パワフルで、否応なくぐいぐいとこちらに向かってくる感じがある。

結局は、ガンガー(ガンジス河)の太く長い流れが、この人たちの体の真ん中を貫いているのだなあ、と羨ましくおもう。
機上、ふと今どの辺を飛んでいるのだろうとモニターを繰ってみれば、飛行機は聖地バラナシを超えたところだ。
今のこの瞬間もまた、あの火葬場から煙になり河に浸り、土に空気に還ってゆく人たちがいて、それをまた、
見送る人たちがもっとたくさんいるのだろうな、と想像していたら、いつしか私は眠りに落ちていた。

                                                           【 終 】
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by targa8 | 2014-05-18 21:47 | ⇒インド